月の見え方で目の状態をチェック!【月が2重にダブって見える場合】

 


古来、日本人が観月を楽しんできた「中秋の名月」。
例年は9月中旬~10月初旬ですが、今年は9月8日と、38年ぶりとなる早い時期に訪れるそうです。
お客様との会話の中で、月が二重にダブって見えるとおっしゃる方が多くいます。
実際に、眼の度数を測定してみますと、ある程度の乱視が入るケースが多いのですが、近視だけのケースも多くございますし、中には斜視で完全に月が2つに見えている複視のケースもございます。
「月が二重にダブって見える」と言っても程度はさまざまです。
月が大きく2つに離れて見えていれば、複視であることははっきりしますが、程度が軽いとなんとなく二重にぼけて見えるという感じで、複視かどうかわかりません。
月が二重にダブって見える場合は、ぜひ、片目を隠して月を見てみて下さい。
片目ずつ見ても、ぼけたような感じが変わらず、やはり2つや3つに見えているなら、近視や乱視などの屈折異常メガネコンタクトレンズで矯正すると改善する可能性が高いです。
それでも改善しない場合は、角膜や網膜の異常かもしれませんので、眼科の受診をおすすめします。
もし、片目を隠すことで2つの月のうち1つが消えてすっきり見えるのなら、斜視からくる複視の可能性が考えられます。
こちらも、プリズムメガネで矯正することで改善する場合がございますが、急に複視が出た場合や、だんだん複視が悪化する場合は、怖い病気の可能性もありますから、やはり眼科受診をおすすめします。
本日は、お天気の都合で「中秋の名月」が見られるかわかりませんが、月を見たときは、ぜひ、片目を隠して月を見てみてください。